Nexperia、業界初のサイド・ウェッタブル・フランクを採用した
DFNパッケージのLEDドライバを発表
十月 12, 2020
Nijmegen -- AEC-Q101準拠DFN2020D-6デバイス、基板スペースを最大90%節減。
サイド・ウェッタブル・フランクにより、自動光学検査(AOI)と信頼性向上が可能に
必要不可欠な半導体のエキスパートであるNexperia(本社:オランダ、ナイメーヘン)は、省スペースのDFN2020D-6 (SOT1118D)パッケージに封止した新LEDドライバ・ラインナップを発表しました。このパッケージはサイド・ウェッタブル・フランク(SWF)を特長としており、自動光学検査(AOI)の使用を可能にするとともに信頼性を向上します。LEDドライバにサイド・ウェッタブル・フランク・パッケージを採用したのは今回が初めてです。この新リードレス製品はNexperiaの広範なリード付きパッケージのLEDドライバ製品ラインナップに新たに加わった製品で、SOT223パッケージ製品と比較して基板スペースを最大90%低減しながら同等の性能を提供します。
新DFN2020D-6 LEDドライバはフットプリントがわずか2 x 2mm、厚さが0.65mmと薄型で、NPNで提供されます。最大出力電流は250mA(NCR32xタイプ)、最大電源電圧は40Vです。LEDドライバ向けの他のパッケージと同等もしくはそれ以上の高い放熱性能を持っています。
サイド・ウェッタブル・フランクの採用は、車載分野のお客様にとって特に重要なAOI技術の使用を可能にしただけではなく、信頼性向上も実現しました。サイド・ウェッタブル・フランクを採用したデバイスはせん断力に対する耐性を向上するとともに、サイド・ウェッタブル・フランクのないデバイスに比べ基板割れを起こさない高い基板柔軟性を提供します。
Nexperiaのプロダクト・グループ・マネージャのFrank Matschullatは、次のようにコメントしています。「SWF採用の新DFN2020Dパッケージ製品はさまざまな分野でサイズ、性能、耐久性などの懸念に対応することから、一般照明、白物家電、車載などの多様なアプリケーションに最適です。NexperiaはDFN技術を使用した業界で最も広範なディスクリート製品ポートフォリオの提供を推進しており、堅牢性の高い省スペース・パッケージに封止したLEDドライバの発表は自然な流れでした。しかし、リード付きSMDパッケージの製品も提供しており、お客様はいずれかの使用を選択することができます」。
DFN2020D-6 LEDドライバ4製品はすでに量産を開始しています。製品仕様の詳細やデータシートについては、https://www.nexperia.com/led-driver をご覧ください。
Nexperiaについて
Nexperiaは世界ですべての電子設計に求められる必要不可欠な半導体やコンポーネントの量産のエキスパートとして、世界をリードしています。Nexperiaはダイオード、バイポーラ・トランジスタ、ESD保護デバイス、MOSFET、GaN FET、アナログ/ロジックICなどの広範な製品ポートフォリオを提供しています。本社はオランダのナイメーヘンで、年間製品出荷数は900億を超えており、各製品は自動車業界が設定した厳格な基準に適合しています。Nexperiaの製品はプロセス、サイズ、消費電力、性能の面で効率のベンチマークとして高い評価を得ており、貴重な電力とスペースを節減し業界をリードする小型パッケージで提供されています。
Nexperiaは数十年間にわたって世界のリーディング企業に製品を供給してきた実績を持っており、アジア、欧州、米国で12,000名を超える従業員を雇用しています。NexperiaはWingtech Technology Co., Ltd.(600745.SS)の子会社であり、広範なIPポートフォリオを有し、IATF 16949、ISO 9001、ISO 14001、OHSAS 18001の認証を取得しています。
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